2004年02月03日
豪徳寺招福殿
うちの近所の豪徳寺は、招き猫の発祥の地である。
他にも発祥の地というのはいくつもあるが、
幼い頃から慣れ親しんだ地元だということもあり、
ここの云われも
招き猫の風貌も可愛らしくて好きだ。
素焼きの真っ白猫に
金の鈴付きの赤い首紐が描かれている。
豪徳寺の招き猫の由来
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昔、豪徳寺は貧しいお寺であったそうです。
和尚さんがある日、
我が子のように愛していた猫に
「私の恩がわかるならば、何か果報を将来せよ」
と言い聞かせました。
その後のある夏、
鷹狩の帰りという56騎もの武士が門前の
猫に招かれた様が不審であったと
寺に訪ね入り休息を所望して来ました。
和尚が渋茶などを差し出していると、
天が忽ち曇り夕立になったとのことです。
武士は喜び、豪徳寺を菩提所とされました。
この武士が江州彦根の城主・井伊掃部頭直孝であり、
井伊家の菩提所とされたのです。
豪徳寺は一名『猫寺』とも呼ばれたそうです。
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住宅街の中にあるお寺の敷地はなかなか広い。
本堂を覗くと、金色の飾りがたくさん垂れ下がり
ものすごくギラギラしている。
それに比べて招き猫の招福殿は、
こぢんまりとした小さなお堂だ。
投稿者 mamiko : 04:14