日記 猫の足音

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2004年07月11日

夏が来た

うちの斜め裏の家には、
初老のおじさんが1人、
サビ猫1匹と暮らしている。
その猫は外には出ないが、
ときどき2階の窓からこちらを見おろしている。

夜、網戸越しに、
「ポーンポンちゃんはーかっわいいな〜♪」
と、おじさんの歌声が聞こえてくる。
そう、猫の名はポンポンちゃん。
おじさん、なかなか良いセンスをしてる。

その歌の後、
「イタタタタ、イタタタタ!」
という声もよく聞こえる。
どうやらおじさんは、
可愛いポンポンちゃんをかまいすぎて、
すぐ囓られたり
引っ掻かれたりしてしまうらしい。

おじさんとポンポンちゃんの
そんなやり取りが聞こえてくると、
ああ、夏が来たなと思う。

投稿者 mamiko : 00:29