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2004年11月27日
遊歩道のハスキーヴォイス
夕方、薄暗い遊歩道を歩いていたら
「びゃおん、びゃおん」と、
素敵なハスキーヴォイスで
草木の間から猫に話しかけられた。
本当は「びゃおん」ではないけれど、
うまく文字に表すことができない。
声の主は、しなやかな体型の
ハンサム茶トラ猫だった。
目の下と、ニクタタキ(ヒゲのはえている所)に
うっすら白いポイントあり。
とても愛想がよくすり寄ってきた。
首輪はしていないが、
頭を撫でるととても手触りがいい。
遊歩道は商店街と平行しているので、
片側は商店や飲み屋の裏にあたる。
反対側ものんびりと住宅が建ち並んでいる。
この遊歩道の入口付近にはキジトラ猫が
たくさんいる。
雨が降ると、植木の影や横の軒先で固まって、
雨宿りしている姿を見かける。
このあたりは、人と人の暮らしの間に
ジャマにもならず気ままに猫が共存していて、
バランスよく優しい環境なのだろう。
ハスキーヴォイスの茶トラ君には、
数枚写真を撮らせてもらい
「じゃあね」と別れた。
ちょっとついてきて
しばらく見送ってくれた。
投稿者 mamiko : 01:52