日記 猫の足音

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2005年03月24日

横断歩道

画材を買い込み、
夜道を帰る途中のこと。

車通りの多い住宅街の道に、
信号機のない横断歩道がある。
そこへ道の反対側の住宅の影から、
猫がひょっこり現れた。
暗かったのだけれど、
多分大人の茶トラの猫。

横断歩道のシマシマの手前で立ち止まり、
キョロキョロ見渡している。
前方からは自転車が一台。
用心深くその速度を見極めてから、
猫はフイッと後ろを振り返った。
「イイヨ」とでも言うように。

すると、その合図で住宅の影から、
そっくりな体形の同じ色の猫が現れた。
猫たちは続いてタタタッと、
小走りでこちら側へと渡って来た。

兄弟だろうか。
2匹は歩道を歩いていたおばさんに
ちょっと愛想を振りまいてから、
またぴょんぴょんと、
垣根の中に入っていった。

周囲にいた通りがかりの人たちも
ほほう...となにか関心しているようだった。
賢い猫たちに見とれていたら、
荷物がずっしり重かったのを
しばらく忘れた。

kogetom-kodomoisu.jpg
あまり賢くないうちの姉弟猫。
子供イス(拾いもの)がお気に入り。
小さい座面に
押し合いへし合いしながら乗っている。
時々チビトムがズズッとずり落ちる。

投稿者 mamiko : 03:54