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2006年04月22日
失猫
「失猫症候群」が世に出たところで、
“失猫”してしまいました。
実家のサビ猫ズル(♀)15歳。
病院にかかることがない丈夫な猫でした。
ここ数ヶ月痩せてはいましたが、
老いによる腎臓機能低下の為で、
食欲はあって元気でした。
亡くなる前の晩にゴハンを食べなかっただけ。
庭側のガラス戸の前で、
いつものように日向ぼっこしたまま、
息を引き取っていました。
淋しいけれど、
とても幸せな死に方かもしれない。
もうちょっと一緒にいたかったけれど、
ズルの寿命が来たのかなと思った。
なんだか納得してしまったので、大丈夫。
今回は「失猫症候群」にはならない。
何か気に入らないことがあると、
2日くらい家出するズル。
(子猫などが庭をウロウロすると拗ねる)
心配していたら声がするので、
猫路となっている塀づたいに声を追って、
隣の病院の屋根に忍びこんだ事がある。
見つかったら怒られるのでしょうが…。
広い敷地内の建物が連なる屋根の上。
深夜に先の屋根に居るズルと見つめ合い、
自分も猫になった気分だった。
いつも私が実家に行くと膝に乗ってきて、
帰るときには「もう帰っちゃうの?」と
大きな目でじーっと見つめる猫でした。
投稿者 mamiko : 23:56