2011年04月10日
再開
大変な春になってしまった。
震災で心が落ち着かず、ご無沙汰しました。
報道番組を見てはもらい泣きばかりしてたので、
途中からあまり見すぎないようにテレビを消した。
それでも朝が来て夜が来て、
仕事はストップしたけれど、バイトは忙しかった…
非日常の雰囲気に疲れて泥のように眠った。
そして暖かくなるといつものように桜は咲いた。
出来る事をするしかないです。
3/11は妹の誕生日だし、これからもそう。
丁度地震のときはアルバイトの休憩中で、
お弁当を口に運ぼうとしたときだった。
数人でテーブルの下に隠れて、
休憩後も少し仕事した。
ラジオがいつもの番組ではなくなっていた。
どんどん事態がただ事じゃない雰囲気に。
余震が来て工場のステンレスの台の下にも隠れた。
流通がストップ。作業もストップ。
5時頃終わって帰宅したら、
アトリエの重たいプレス機が半分落ちかけていた。
落ちたら床は割れるだろうし、危なかった。
置物や本が落ちたり、テーブルが移動していたり。
高いとこにある食器棚を開けたら、
食器が降って来そうになって慌てた。
その夜はムギがしきりに話しかけてきた。
留守だった私に説明してたのだと思う。
「にゃ〜にゃにゃ〜(あのねすごく揺れたの〜!)」
「にゃにゃ〜あ(なんか落ちて来たの〜!)」
「にゃあ〜(すごかったの〜!)」
そうなの、大変だったね〜恐かったね〜と、
なんども頭をなでました。
いざとなったら、
コゲとムギを抱えて逃げなくちゃ。
3.7+5.5=9.2kgか…
他に何も持てないかも。
地震の前日…
私は両親と長野から帰って来た。
一日遅かったら新幹線がストップだった。
二日遅かったらスキー場で雪崩に遭ってた。
3/10はすごく良いお天気で、
野沢温泉の街を散歩してました。
木たちが雪を落とさないように
頑張って持っているみたい。
The 蔵!
麻釜(おがま)湯
街中には小さな温泉がたくさんあります。
ここではシャンプーや石けんは×。
洗っちゃいけません。浸かるだけです。
つらら琴
白い帽子
道祖神てかわいい。
webちくまの吉田篤弘さんの連載、
更新されました。
21回目のお話は『壁新聞』です。
こちらも再開されてほっとしました。
「木挽町月光夜咄」
投稿者 mamiko : 22:36