日記 猫の足音

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2004年04月01日

進化

ガレージの4方の壁のうち、
入り口の1面は全面がシャッターだったが、
薄い耐火ボードで壁を作って窓をとりつけた。
あとの壁はコンクリートだ。
冬場はかなり寒い。
夜中に仕事するほうが得意な私たちに、
その寒さはかなり堪えた。
エアコンもあまり効かず、
深夜になると床からシンシンと冷える。
エアコンと灯油ストーブ二台で乗り切っていたが、
気が付くと私は、
よく椅子の上に正座していた。

そのかわり夏場は桜の木の日陰になるので、
ちょっとは涼しい。
ところが猛暑だった初夏のある日、
とうとうエアコンが壊れてしまった。
汗だくでイラストを描いていると、
手の汗で紙が湿ってしまう。
これでは仕事にならない。
思い切って新しいエアコンを購入した。
夏は快適に。
そして次の冬はストーブがいらなくなった。
何のことはない、
エアコンの威力が進化していたのだ。
驚いた私たちは、
二階の住居の古い型のエアコンも新しく購入した。
アトリエも住居もそれだけでずいぶん快適になった。

アトリエを使い始めて9年が経った。
今ではタイルカーペットもブラインドも
FAXも仕事椅子も、もらい物を卒業した。

このアトリエは、私たちの自立度に伴い
ちょっとずつ進化していく。

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投稿者 mamiko : 03:58