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2004年04月21日
最初の猫、風子伝説1
風ちゃん(猫♀)は、とてもおとなしかった。
ある日母が、
「風ちゃんも猫なんだから、ネズミぐらいとったら?」
と冗談めかして言った。
風ちゃんはそのとき、そ知らぬ顔していた。
その日の夕方、外が薄暗くなったころ、
母が一人でいるところに、
庭から風ちゃんが帰ってきた。
風ちゃんは、くわえていた何かを母の前にヒョイと置いた。
薄暗い中で「何か」はチョロチョロと動く。
…ネズミ!
風ちゃんはそれをまた捕まえて見せる。
母は唖然。
「わかった、わかった、風ちゃん。それを外に出してぇ!」
と母が叫んだ。
すると風ちゃんは、
すぐにそれをくわえて外に出してくれたそうだ。
投稿者 mamiko : 00:31