日記 猫の足音

« ズル | メイン | 最初の猫、風子伝説1 »

2004年04月20日

最初の猫

風ちゃんは、
ある秋の日、風のようにうちの庭に現れた。
綺麗な白っぽい三毛猫(♀)で、尻尾が短かった。
小学生だった私は、
「猫ちゃんが来た!」と喜んで、
残りものの味噌汁をかけたご飯をあげた。

するとその猫は、
「私ここが気に入ったわ」とでも言うように、
それから3日間ずっと庭に居るのだった。
根負けした両親は、猫を飼ってもいいと言いだした。
初めての猫。
そのとき読んでいた絵本の主人公が
“風ちゃん”だったことから、
「風子(ふうこ)」と命名。

私は両親が共働きなので、鍵っ子だった。
当時、風ちゃんは私の大事な相談相手になってくれた。
聞き上手な姉のような存在。
返事があるわけではないのだが、
話しかければちゃんと
耳を傾けてくれるような気がしたのだ。

1082389859_200x190.jpg

投稿者 mamiko : 00:08