日記 猫の足音

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2004年05月06日

ビワの木

うちの敷地内に庭はない。
しかし、周りに空き屋と雑木が多いため、
おかげで今流行のマイナスイオンや酸素は、
多分たっぷりあると思う。

雑木の中でも特にビワの木が多い。
すぐ横の病院の裏庭には10m程の大木があり、
東の空を埋め尽くしつつある。
窓辺近くにも中くらいのビワの木があり、
その葉が高くまで生い茂ると、
衛星放送の映りが悪くなるので、
高枝切り鋏はすっかり必需品だ。

毎年、実の時期になると、
鳥たちがいっせいに実を食べにくる。
それには解禁日があるらしく、
「ピヨピヨ(食べごろよ)」
とヒヨドリの群れの日があり、
しばらくすると、
「カアー、カアー(食い尽くせ)」
とカラスの群れの日がある。
両者とも、それはそれは賑やかに食事する。

実は高いところばかりになっていて、
美味しくなるころには、
鳥たちがみんな食べてしまう。
ときどき枝ごと落としたおこぼれ品があり、
拾って食べてみる。
見た目は悪いがなかなか甘い。
鳥たちの落とした種からどんどん芽が出て、
あっという間に苗になる。

これは、斜め前の空き屋の入口に
いつの間にか生い茂ったビワの木。

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・ビワの葉茶

効能
炎症を静めて咳を止める効果がある。

作り方
1 ビワの葉を良く洗い、ざっと刻む。

2 葉を沸騰した湯に入れ、10分程煎じる。

3 湯が茶色っぽく色づいたら完成。

効能
アトピー性皮膚炎などに効果あり。

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・ビワの葉ローション

1 大きめで色の濃いビワの葉10枚をよく洗い、
裏側の細かな毛をタワシなどで取り除く。

2 細かく刻む。

3 刻んだ葉と水400ccを鍋に入れ、とろ火にかける。
このとき沸騰させると、
大事なアミグダリンという成分が消滅してしまうので、
指を入れられるくらいの温度で5分温める。

4 成分が揮発しないように、 必ず蓋をして鍋を冷ます。

5 鍋全体が冷めたら、キッチンペーパーなどで濾す。

6 スプレー式の容器などに移し替えて、冷蔵庫で保管。
(2〜3週間で使いきること)

投稿者 mamiko : 05:27