日記 猫の足音

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2004年09月29日

この世で一番悲しいこと

愛猫グリは、去年2003年の2月に突然他界した。
もうすぐ4歳だった。
病気がちだっので覚悟はしていたが、
病気ではなく交通事故に遭ったようだった。
治療も虚しく病院から連れて帰り、
毛布でくるみソファーに寝かせた。
消毒薬臭いので拭いてあげると、
すうっと穏やかな顔になった。
そう言えば、病院に連れて行く前に
グリはここで意識が無くなったのだ。
魂はこの辺に居て、
身体が戻ってくるのを待っていたのかもしれない。

突然いなくなるなんて本当に寂しい。
私も寂しいけど、
一緒に暮らしていた猫たちも寂しいのか…。
この日チビトムは一晩中グリの横で寝ていた。
外傷が無かったから、
まるでいつものように仲良く眠っているみたいだった。
コゲも珍しく一晩中アトリエにいた。
次の日、桜の木の下の花壇にお墓を造った。

この世で一番悲しいことは、
愛する猫を失うことなのかもしれない。
幾度も経験しているが、
こればっかりは一向に慣れないものだ。
どうして猫は私をこんなにも悲しませるのだろう?
もし猫達より先に私が死んでも、
そんなには悲しまないのだろうと思うと、
ちょっと悔しい。

投稿者 mamiko : 01:25