日記 猫の足音

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2006年02月01日

強打

頭をぶつけた。
ガンッと音がして激痛。
あまりの激痛に息ができず、
打った頭を抱えて床に転がっていた。
イタイイタイイタイッ…
痛くて涙ぐみながら目を開けると、
そこに立っている男の人が、
「91-7=?」と問題を出した。
「…え…はちじゅうく」と答えると、
「ははは、ダメだこりゃ」と言われた。

引き算問題を出した人は夫だった。
ええと、私は何しようとしていたんだっけ?
と、痛い頭で考える。
あ、そうそうコゲだ。
コゲにゴハンをあげていたのだ。
お皿にゴハンを入れるのにかがんでいた。
起き上がった途端に、
棚の出っ張りに脳天の少し後ろをぶつけたのだ。
見渡すとコゲは一歩下がった位置で、
遠巻きに私を見ていた。
せっかく痛い思いをしてお皿に入れたゴハンは、
まだ食べていない。
どうやら私が頭をぶつけて転がり、
イタイイタイとのたうったので、
びっくりして飛び退いたらしい。

しばらく、痛さは引かなかった。
目の前が一瞬チカチカ白っぽくなった。
あれは細胞が飛び散っているのだろうか?
きっと大事な記憶が
3つくらいは無くなったのではないかと思う。
koge_omotya.jpg

投稿者 mamiko : 22:41