日記 猫の足音

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2007年02月18日

昼下がりの事件

私がオヤシラズを抜く前日のこと。
友人と外出するのでそろそろ身支度をと、
仕事場から住居へ。
外に出ていたコゲと一緒に階段を上り、
玄関の扉を開けると…!!
目の前には、血まみれのムギ。

手、胸元、口まわりの白い毛が
あちこち赤く染まって、パニック状態です。
床にも血がベタベタついています。
何か尖った物でもイタズラして、
歯に引っかかったとか、手に刺さったとか…

あわわわどうしたのー?!
と焦りながらよく見ました。
可哀想に首輪が口に挟まって、
猿ぐつわ状になっていました。
それを外そうとムギは必死でもがき、
自分の爪で口の中を切ったようです。

なんとかまずムギの手を抑えて、
首輪を外しました。
コゲも心配して駆け寄りました。
それから柔らかいタオルをお湯で濡らし、
ムギの血を何度も拭き取りました。
手はなかなか綺麗になりませんでした。
しばらくすると本人はケロッとして、
コゲに飛びかかりました。
やれやれ…

床の血を拭いていたら、
何か小さい尖った物が落ちていました。
猫の歯でした。
私が歯を抜く前日だというのに、
ムギに先を越されました。
migi_nyusi.jpg

仕事場の夫に状況を話して、
獣医さんに連れて行ってもらいました。
夕方夫が帰ったとき、
ムギの手は何事もなかったように真っ白だったとか。
猫ってすごいなー。
今丁度、乳歯の生え変わりの時期だそうで、
全く心配ないとのことでした。
…ほっとしました。

しかし私と言えば、
血まみれのムギに動転し、
家の鍵をどこに置いたのかわからなくなり、
やっと見つけて出かけましたが、
待ち合わせに遅刻しました。

mugi_hinataakubi.jpg
mugi_hinataakubi2.jpg
このあくび写真にはまだ歯があります。
上顎にブチ模様もあります。

でも私が出かけてからだったらと思うと、
コワイです。
夜まで誰も帰らない予定でしたから。
何時間も首輪が引っかかったままだったら、
さすがのムギもどうなっていた事か…。
ああ、恐ろしい。
いろいろ驚かせてくれる子です。は〜……。

投稿者 mamiko : 00:15