日記 猫の足音

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2008年12月08日

「小さな男*静かな声」

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小さな男 * 静かな声
吉田篤弘 著
マガジンハウス ¥1,943(税込)

クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんの小説。
6日、青山ブックセンター六本木店での
トークイベントに行って来ました。

これを書いているときに、ジョン・レノンの
ギターが気になって頭から離れず、
小説の中で自転車にして登場させたとの種明かし。
タイトルの半分「小さな男」を思いついたのは、
三年前に吉田夫妻と私で一緒に行った
彫刻展の会場だったのだと知りました。

小説家の頭の中って、いつでも言葉が飛び交って、
並べ替えられ、蓄積され、クローズアップされ、
常にパズル状態らしい。
私の頭の中には、その展示会場の蛍光灯の明るさと、
帰りに3人でトンカツを食べた時の映像が蓄積されてた。
もっと役に立つ蓄積だといいのに。

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そして吉田さんの2002年の作品
「つむじ風食堂の夜」(筑摩書房)が、
今月、函館でクランクインだそう。
知人の作品が次々映画化です!

投稿者 mamiko : 21:04