2006年05月16日
鏡の中
只今制作中なのは、
この夏出版予定の児童書の絵。
ヒロシマ原爆のお話です。
表紙と本文の挿絵で23枚。
なかなかの大仕事です。
「八月の髪かざり」という、
タイトル文字も版画です。
黒いところは彫り残した凸面です。
彫りあがった版木はこのような鏡文字。
勿論同じように、
絵も左右反転した状態で彫ります。
下絵と比べるとこの通り。
版画はまず、描いた下絵を
トレーシングペーパーに写します。
トレーシングペーパーを引っ繰り返し
裏側からなぞって版木に写し、
彫刻刀で彫るのです。
そしてまた紙に刷るという作業で、
元の絵の向きに戻ります。
制作中は彫っている時が、
一番集中して絵と向き合います。
たまにその反転した方に愛着が涌いていて、
いざ紙に刷って出来上がったら、
自分で描いた絵なのに
なにか違和感を感じる事があります。
まるで、鏡の中の世界に一度入り、
戻ってこれなくなったような気分です。
投稿者 mamiko : 02:24
2006年04月20日
「猫路地」の版画
表紙の版画の紹介です。
葉っぱの影から猫たちをそおっと覗いています。
裏表紙と背表紙には、黒猫がいて目が合います。
自分の文章に挿絵を5枚つけました。
このような感じです。
投稿者 mamiko : 01:59
2006年04月18日
「猫路地」発売
猫好き作家20名による猫ファンタジー競作集
「猫路地」の発売日です。
私は表紙とエッセイ(挿絵付)で参加。
私の書いた文章が、初めて本に印刷されました。
有名作家の方々の中に、
ちゃっかり紛れこんでおります。
表紙はオレンジ色に白縁です。
この本に私が書いた猫のグリは、
お腹や手足の先が白い茶トラ猫。
偶然にもまるでグリみたいな色の本になり、
なんだか愛おしいです。
猫路地
東雅夫・編
日本出版社・1,400円+税
---目次---
「猫火花」加門七海
「猫ノ湯」長島槙子
「猫眼鏡」谷山浩子
「猫書店」秋里光彦
「花喰い猫」寮美千子
「猫坂」倉阪鬼一郎
「猫寺物語」佐藤弓生
「妙猫」片桐京介
「魔女猫」井辻朱美
「猫のサーカス」菊地秀行
「失猫症候群」片岡まみこ
「猫波」霜島ケイ
「猫闇」吉田知子
「猫女房」天沼春樹
「猫魂」 化野燐
「猫視」梶尾真治
「四方猫」森真沙子
「とりかわりねこ」別役実
「蜜猫」皆川博子
「猫鏡」花輪莞爾
「解説」東雅夫
投稿者 mamiko : 03:39
2006年02月21日
取材掲載雑誌
新しい住まいの設計 4月号
(2月21日発売)扶桑社¥1,000
「我喜歡的設計」
(ウォシーダシァジー=私の好きなデザイン!)
というページの取材を受けました。
豪徳寺の招き猫たちを紹介。
投稿者 mamiko : 20:08
2005年12月21日
歌集制作
只今、祖母の歌集を制作中。
祖母が十代から九十歳まで詠みためた短歌。
本当は祖母が健在なうちに
一緒に制作する予定だった。
祖母は今年春、亡くなる1ヶ月前に、
がんばって選りすぐった原稿を私に託した。
私は挿し絵の専門家ですが、
専門外の編集も装幀も任されたので、
さあ大変。
「秋ぐらいに出来てるといいわね」
と言われたのに、ごめんね…。
いろいろ手直ししているうちに、
すっかり冬になってしまった。
でも、あとちょっと。
紙選びもレイアウトもできて、入稿済み。
最後にもう1枚だけ挿し絵を入れたくなり、
急いで作って先程印刷屋さんに送った版画。
コスモスの 揺れゆれている 野の果てに
わが奥津城を 慾しと思ふ
投稿者 mamiko : 21:53
2005年10月31日
掲載誌情報
Calico(キャラコ)茜新社・¥1,000
P.40〜43にて、
コルク人形作品「西遊記」5連作と、
日々の制作風景などの紹介。
投稿者 mamiko : 20:36
2005年10月28日
「12号室の鍵」
小説推理12月号表紙(双葉社)
2年間続いた表紙連載もこれで終了。
毎月好きに猫を描かせていただき、
楽しい仕事だった。
投稿者 mamiko : 03:12
2005年10月10日
「日本の美を伝える年賀状素材集 和の趣 戌年版」
フルカラー/240ページ/CD-ROM 1枚付属
技術評論社・1540円
去年に引き続き、
年賀状素材用の版画を制作した。
干支(戌)の絵柄で4種類。
これが一番年賀状っぽい感じかな。
(文字は選んで組み合わせることができます)
しかし、今年は自分では使えない。
祖母、猫、金魚×3…と大喪中。
投稿者 mamiko : 03:22
2005年10月01日
「綱渡り」
投稿者 mamiko : 09:16
2005年09月26日
「満月」
小説推理11月号表紙(双葉社)
投稿者 mamiko : 15:53