日記 猫の足音

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2010年07月06日

ごはんよければ すべてよし

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ごはんよければ すべてよし
宮脇 彩 著 講談社 1,470円

タイトルがスバラシイ。
同級生で親戚(ハトコ)のエッセイスト、
宮脇彩さんが食いしん坊な本を出しました。
表紙のキッチンは、
亡きお父上建築家の宮脇檀氏の設計したもの。

彩は我が食パン部の部長でもあります。
食パン部とは、美味しい食パンを見つけると、
報告したり一緒に買いに行ったりする部活です。
美味しい物が食べたいときは、
部長についていけばまず間違いありません。

この本にはそんな食いしん坊な部長の
日々のレシピもちょこちょこ載っています。
レシピファイルなど、いろいろ真似したい。

投稿者 mamiko : 21:13

2010年07月02日

みんなであそぶひ

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みんなであそぶひ
天明幸子 教育画劇 998円

同級生のイラストレーター、
天明幸子さんの絵本が出来ました。

姪っ子に買ってあげました。
1歳の姪っ子は「アンパンマン」が大好きですが、
たまには違うものにもふれさせないとね!

さっちゃんは、中学の頃から
背が高くスレンダーでかっこいい。
コロコロしたポップでカラフルな
キャラクターを描きますが、
絵と本人がかなり違うタイプです。

イラストレーターは、
大きく2タイプに分類される。
絵と本人が似ているイラストレーターと
絵と本人が似ていないイラストレーター。
私は多分前者の方…。
だからか、私は絵を世に出すとき、
ちょっとだけ恥ずかしいのです。

投稿者 mamiko : 22:33

2010年04月16日

パロール・ジュレと紙屑の都

ハルミンさんの本の表紙にも街並がありましたが、
今度は縦に街並がある本が届きました。
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パロール・ジュレと紙屑の都
吉田 篤弘/著 2,205円 角川書店

パロール・ジュレってなんだろう?
と思ったら帯に書いてあった。
“凍った言葉”でした。
凍りついて結晶になった言葉を解く“解凍士”や、
秘密を握っているらしき水晶の眼の女などが
出て来るらしい。
面白そうなのだ!

※ 速報!
もうすぐ、吉田篤弘さんのエッセイ
「木挽町月光夜咄(こびきちょうげっこうやばなし)」
が、webちくまにて連載開始します。
私、片岡まみこが挿絵を担当です。
また開始したらお知らせしますね。

投稿者 mamiko : 21:52

2010年04月12日

猫の目散歩

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猫の目散歩
浅生ハルミン 1,470円 筑摩書房

にゃおーん!
webちくまにて連載されていたハルミンさんの、
「猫の目通信」がまとまりました。
猫仙人ミャミコも登場しちゃってますよ。
二人で話している時に私が発した言葉を
いつのまにか猫が話してることがあり…
にゃんと私、
時々猫にも変身しているかもしれません?!
エッセイ×妄想ワールドの炸裂です。

そろそろ私の名刺の肩書きに、
「猫仙人」と書き加えようかと真剣に悩み中?!

投稿者 mamiko : 00:55

2009年11月03日

パソコンで作る年賀状

さて、秋も深まり木枯らしも吹きました。
既にこんな雑誌も発売しております。
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別冊NHKおしゃれ工房2010年版
パソコンで作る年賀状
CD-ROM付き
1,418円  NHK出版

NHKnenga2010_2.jpg
年賀状用イラスト8点+カット5点。
寅年なので、トラネコを多めに描きました。
イラストレーター30人の年賀状の
1番目に掲載されております。

投稿者 mamiko : 00:24

2009年10月20日

圏外へ

ある日、封筒が届いた。
封筒はボール紙で出来ている硬いタイプ。
うちの郵便受けはかまぼこ型の為、
無理矢理丸められねじ込まれていた。
ひっかかって出て来やしない。
3分くらい格闘して、やっと取り出した。

中身は吉田篤弘さんの新作でした。
ねじ込まれていたけど、無事でよかった。
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圏外へ
吉田篤弘 著 ¥1,995 小学館

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硬い封筒だったということもありますが…
なるほど出て来ないわけです。
514ページでなんと4.6cm。
しっかり立ちます!
背表紙に横書きのタイトル。
この厚さなのに軽いのです。
篤弘さんは小説家ですが、
浩美さんとご夫婦名義で装幀家でもあります。
(またあるときはクラフト・エヴィング商會)

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もくじページが、
なんか楽しいことになってる〜!
章タイトルが全部長いのですね。

・記憶を段ボール箱に詰めて舟に積み

・まるで向こう側が透けて見えるかのよう

・土星だけじゃなくすべての物や事にめぐらされ

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・そもそも我々は本当に前へ進んでいるのか
コウモリとその周りにハートがたくさん、
バタバタしているイラストです。

章タイトルページだけ開いて読んでみたら、
不思議な文の欠片とイラストで、
タロットカードで占っているような気分になった。

篤弘さん原作の映画「つむじ風食堂の夜」は、
東京国際映画祭にノミネートされました!
公開は来月。

投稿者 mamiko : 01:16

2009年08月15日

「インド櫻子ひとり旅」

先日、中学高校時代の友人チャベと、
22年ぶりに再会しました。
あの頃私はおしゃべりがあまり得意でなかった。
広く浅く挨拶だけみたいな友達が多かった。
それでも彼女の家には一度遊びに行った事があったし、
緊張しないで話せる友達だった気がする。

何年経ってても、
昔を知ってるとなんだかほっとする。
そして知らない間の経験値を知って、
また尊敬する。
チャベはすてきな本を出版したのです。

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インド櫻子ひとり旅―芸術の大地
阿部櫻子 著
木犀社 2,625円

投稿者 mamiko : 02:31

2009年05月25日

「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」

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ぼくのネコにはウサギのしっぽ
朽木祥 作/片岡まみこ 絵
学習研究社 1,260円
小学校中級〜の児童書です。

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・ぼくのネコにはウサギのしっぽ
・毒物110番
・おたすけ犬
という、
心温まる猫のお話1つと犬のお話2つです。
挿絵いっぱい入ってます。

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明日5月26日より発売です!
丁度個展初日なので、なんだか縁起いい?
こういう“丁度”とか“偶然”とかって、
何かカチッとはまるみたいで気持ちいい。

そんなわけで、明日から個展です!
ギリギリまで制作して、
怒濤のラストスパートで完成させました。
日曜日は1週間ぶりに外に出て、
ギャラリーに搬入してきました。
夕方出かける寸前まで、
つめちゃんが額装を手伝ってくれた。
展示はハルミンさんが手伝ってくれて、
夜9時半に無事終了。
徹夜明けでご飯も抜きで展示してたら、
しゃがむたびに立ち眩みしてました。
 
ずーっとヒキコモリで作っていたので、
今月まだ電車に2回しか乗ってないですが、
明日からは6日間恵比寿に通います。

投稿者 mamiko : 23:54

2009年02月18日

クラフト・エヴィング商會の装幀展

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「ちくまプリマー新書」100点を記念して
2月12日(木)〜2月24日(火)
紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4F)
 
「ちくまプリマー新書」は、
折り紙、ハンコ、千代紙、手拭風…
いろんな模様でアイディアが楽しい。
 
他にもこの10年間くらいに手がけられた本が、
たくさん展示されています。
クラフト・エヴィング商會のお二人とは、
私も丁度10年くらいのお付き合い。
わー懐かしい!そうそう、この本のとき、
一緒に紙屋さんに連れて行ってもらって…などと、
アルバムを眺めるように展示を観ました。
 
ついでに過去の関連書籍を紹介!
book_a-piece-of-cake.jpg
a piece of cake
吉田浩美(クラフト・エヴィング商會店主)
筑摩書房 1,680円(2002年)
手製本の小さな本12冊についての本。
勿論、外側の装幀も手がけられているので、
装幀in装幀(劇中劇みたい)な本。
 
私は「283番目のコルク人形」という絵本で参加。
人形を作りながら自分で撮影したという、
作り方が載っているレアもの。
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「散歩へ行こう」(283番さんと愛犬284番)
 
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じつは、わたくしこういうものです
クラフト・エヴィング商會 著
平凡社 1,995円(2002年)
とても不思議な職業を紹介する本。
私は「コルクレスキュー隊」という役で出演。

投稿者 mamiko : 22:51

2009年02月09日

猫座の女

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猫座の女の生活と意見
浅生ハルミン
晶文社 ¥1,785
 
ハルミンさんがいろんなところに
書き綴った「意見」が集結!
名久井直子さんの装幀。
本文の紙の色が2種類使われていて、
小口から見るとシマシマだー。
ノンブル(ページの数字)も凝ってます。
表紙はハルミンイラストがちりばめられて、
千代紙みたいで可愛い。
 
なんとなくパッと開いた所をつまみ読み。
一人でフフフッと笑ってしまった。
また違う所をパッと開いて読む。
妹さんとのやり取りが書かれてて、またクククッ。
この本は深夜のおやつみたいで楽しい。
 
ハルミンさんは獅子座だけど、
ライオンはネコ科だもんね。
私も猫座がよかったなー。
猫座ってあるのかなと調べてみたらあった!
 
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猫座(ヨハン・ボーデの星図より)
大の猫好きだった18世紀の天文学者
ジェローム・ラランドが設定。
うみへび座の下にひっそり存在するが、
目立たないので使われなくなった。
猫嫌いな天文学者達に抹消されたという説も…。

投稿者 mamiko : 19:17

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