日記 猫の足音

すべて |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6 

2016年06月06日

重版しました!

おかげさまで、
絵本の2刷が本日付けで刊行となりました。
1月に出版された絵本がこんなに早くに!
(こんなの初めてです?!)
ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございます。

ehon2zuri.jpg
2刷の見本誌には、こんな帯が付いてきました。
これは京都の"お話を絵にするコンクール"ですが、
大阪では"帯コンクール"の選定図書になったそうです。
(関西で人気??)

版画で描いた猫満載の絵本です。
引き続き、よろしくお願いいたします。
「まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん」
朽木祥 作/片岡まみこ 絵

投稿者 mamiko : 12:38

2016年01月13日

本日絵本が発売されました!

去年前半は体調を何度も壊し、
激しい頭痛と高熱嘔吐が一週間も続く髄膜炎で
初の点滴なども経験しました。
春から秋の初めまでこの絵本の版画制作を頑張っていました。
深夜のコンビニに週1回行くだけで、
45日間電車に乗らず徒歩5分圏内にいたという新記録!笑
9月末に絵本の絵を全て仕上げ、とてもほっとしました。
10月末に個展「ネコとハンガとコルクとワタシ」を開催。
個展でたくさんの人とお会い出来、ほっと一息。
しかし11月末に元夫フジモトマサル氏、
12月末に愛猫のコゲ18歳と、
私にとってとても大きなお別れが二つありました。
ほろ苦い2015年だったなあ。

と、2015年を振り返りましたが、
とうとう本日絵本が発売となりました!
朽木祥さんのお話は本当に優しい。
読み終わった時にふんわり暖かい優しさに包まれる。
絵本の猫たちは自由におしゃべりし、
踊ったり歌ったりご馳走を食べたりします。
絵本の主人公のビジュアルモデルには、
我が家のムギを抜擢しました。

紙.jpg

1/24まで開催中の「冬の宝箱展」にて、サイン本販売中。

小学館のサイトで、試し読みができます。ご購入もできます。
まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

Amazonでご購入の方はこちら。
まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん
朽木祥 作/片岡まみこ 絵 小学館
1,512円

投稿者 mamiko : 10:58

2016年01月07日

まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

いよいよ絵本の発売日が近づいて参りました。
1月13日発売です。
Amazonでは予約を開始しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
紙.jpg
まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん
朽木祥 作/片岡まみこ 絵 小学館
1,512円

投稿者 mamiko : 22:07

2012年12月17日

「おやすみ前のお話366話」

book_oyasumimae.jpg
名作よんでよんで おやすみ前のお話366話 (4冊入り)
税込3,129円 学研教育出版

3ヶ月ごと4冊に分かれていて、読みやすいセットです。
民話、名作童話、いろいろ入っています。
1ページに1話ずつ、最後に全話の解説もあります。
プレゼントにも。尾木ママ監修。

私は9話分の挿絵を描きました。
(一冊につき2〜3話ずつ掲載)
「いっすんぼうし」「かげゆどんのねこ」
「ジャックと豆の木」「孫になったたぬき」
「ハーメルンの笛ふき男」「仙人の教え」
「セロ弾きのゴーシュ」「どんぐりと山ねこ」
「月の中の老人」

book_oyasumimae2.jpg
こんな感じです。

book_oyasumimae3.jpg
「かげゆどんのねこ」

book_oyasumimae4.jpg
版木はこんなことになっています。
「ジャックと豆の木」「どんぐりと山ねこ」「仙人の教え」

投稿者 mamiko : 21:34

2012年11月14日

7ヶ月ぶりの…!

そろそろ再開したいと思います。
(え?!まだやる気あったの?)
金環日食も、夏の暑さもすっとばして、
もうすっかり秋が深まって紅葉しちゃってる…
他のネット上のモノにかまけて、
ブログをすっかりおろそかに。
(iPhone依存症を反省。ごめんなさい)

まずはオシゴト報告から。
もう11月ということで年賀状のイラストです。
inforest_wanenga2013_01.jpg
12年使える 和の年賀状2013【DVD&和のカレンダー付き】LOCUS MOOK
1449円 INFOREST

P.26~27作家の年賀状コーナーの掲載です。
inforest_wanenga2013_2.jpg

inforest_wanenga2013_3.jpg

もう一冊。
gijutu_nenga2013_01.jpg
あっという間に年賀状 2013年版
プレミアム超特価418円+税 技術評論社
(439円です)

P.5年賀の達人コーナーの掲載です。
gijutu_nenga2013_2.jpg


知人からのお誘いがあって、
「いしのまき寺子屋」というところに、
絵本「宇宙のかけら」を寄付いたしました。
本当に本当にささやかだけれど。
サインの猫、宇宙を飛んでいます。
book_kifu.jpg

投稿者 mamiko : 19:12

2011年12月14日

『はじめての精神科 第2版』

book_hajimetenoseishinka01.jpg
援助者必携 はじめての精神科 第2版
春日 武彦 著 1,995円 医学書院

医学専門書の表紙を描きました。

帯を外すとこんな感じ…猫がどーーーん。
book_hajimetenoseishinka02.jpg

裏表紙はジグソーパズル
book_hajimetenoseishinka03.jpg
版画でジグソーパズルを彫った人は、
そう居ないと思います。

投稿者 mamiko : 23:18

2011年11月25日

12年使える和の年賀状素材集2012

book_wanonengajo2012.jpg
12年使える和の年賀状素材集 2012―大切な人に心をこめて贈りたい… (LOCUS MOOK)
1,449円 インフォレスト

今年も年賀状素材集のお仕事をしました。
私の版画は「作家の年賀状」の36~37ページです。
付属のDVDに下記の版画10枚が、
賀詞付き、挨拶文付き、イラストのみの
3タイプの画像で収録されています。

2012nenga01.jpg
タツノオトシゴラブ

2012nenga02.jpg
雲龍

2012nenga03.jpg
りゅう座

2012nenga04.jpg
タツノオトシゴぷくぷく

2012nenga05.jpg
HOPE JAPAN

2012nenga06.jpg
副招き

2012nenga07.jpg
お雑煮

2012nenga08.jpg
日の出富士山梅鶯

2012kanchu.jpg
寒中見舞い
 
2012syochu.jpg
暑中見舞い

投稿者 mamiko : 16:53

2011年11月11日

『木挽町月光夜咄』発売!

book_kobikicho1.jpg
木挽町月光夜咄
吉田 篤弘 著 1,890円 筑摩書房

私の版画による表紙と挿絵で、
Webちくまにて連載していた『木挽町月光夜咄』が、
本になりました。
小説家でクラフト・エヴィング商會で装丁家でもある
吉田篤弘さんの初のエッセイです。

装丁は勿論ご本人と奥様の浩美さんが手がけています。
木挽町…歌舞伎座の話がでてくるということもあり、
こっそり舞台袖のあたりが歌舞伎色。
book_kobikicho2.jpg
とても持ち心地の良い本です。

そして吉田篤弘さん、
先月こちらの小説本も出版したばかり。
book_monarizanosenaka.jpg
モナ・リザの背中
吉田 篤弘 著 1,890円 中央公論新社

こちらはカチッした装丁で切手風のイラストです。
家に届いた封を開けたときに心の中で、
「わー山吹色だー!」と叫んだのでした。
この色のご本は珍しいのではないでしょうか?
突然絵の中に迷い込んでしまうお話。

秋の夜長に2冊まとめていかがでしょう?

投稿者 mamiko : 22:29

2011年07月17日

猫のパラパラブックス

マブダチ(?)ハルミン姉さんの
猫のパラパラブックス2冊ができました!
book_paraparanekobooks.jpg
クルクルパーマネントガール
パラパラすると羊がクルクル…羊だと思ったらあれ?
女の子の後ずさりな踊りが可愛い。

猫のあいさつ
犬のような長い舌の猫に、ぺろんちょされます。
座布団に戻ってから振り返るとこが好き。

作・浅生ハルミン
各\1,050 青幻舎

アニメ化した動画です

ハルミンさんは只今こちらに、
こけしの絵などを出展中!
do_kokeshiten.jpg
『ドーのこけし展』
2011年7月8日(金)〜7月31日(日)
11:00〜19:00
会場/CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店

投稿者 mamiko : 16:17

2010年07月06日

ごはんよければ すべてよし

book_gohanyokereba.jpg
ごはんよければ すべてよし
宮脇 彩 著 講談社 1,470円

タイトルがスバラシイ。
同級生で親戚(ハトコ)のエッセイスト、
宮脇彩さんが食いしん坊な本を出しました。
表紙のキッチンは、
亡きお父上建築家の宮脇檀氏の設計したもの。

彩は我が食パン部の部長でもあります。
食パン部とは、美味しい食パンを見つけると、
報告したり一緒に買いに行ったりする部活です。
美味しい物が食べたいときは、
部長についていけばまず間違いありません。

この本にはそんな食いしん坊な部長の
日々のレシピもちょこちょこ載っています。
レシピファイルなど、いろいろ真似したい。

投稿者 mamiko : 21:13

2010年07月02日

みんなであそぶひ

book_minnade.jpg
みんなであそぶひ
天明幸子 教育画劇 998円

同級生のイラストレーター、
天明幸子さんの絵本が出来ました。

姪っ子に買ってあげました。
1歳の姪っ子は「アンパンマン」が大好きですが、
たまには違うものにもふれさせないとね!

さっちゃんは、中学の頃から
背が高くスレンダーでかっこいい。
コロコロしたポップでカラフルな
キャラクターを描きますが、
絵と本人がかなり違うタイプです。

イラストレーターは、
大きく2タイプに分類される。
絵と本人が似ているイラストレーターと
絵と本人が似ていないイラストレーター。
私は多分前者の方…。
だからか、私は絵を世に出すとき、
ちょっとだけ恥ずかしいのです。

投稿者 mamiko : 22:33

2010年04月16日

パロール・ジュレと紙屑の都

ハルミンさんの本の表紙にも街並がありましたが、
今度は縦に街並がある本が届きました。
book_paroljure.jpg
パロール・ジュレと紙屑の都
吉田 篤弘/著 2,205円 角川書店

パロール・ジュレってなんだろう?
と思ったら帯に書いてあった。
“凍った言葉”でした。
凍りついて結晶になった言葉を解く“解凍士”や、
秘密を握っているらしき水晶の眼の女などが
出て来るらしい。
面白そうなのだ!

※ 速報!
もうすぐ、吉田篤弘さんのエッセイ
「木挽町月光夜咄(こびきちょうげっこうやばなし)」
が、webちくまにて連載開始します。
私、片岡まみこが挿絵を担当です。
また開始したらお知らせしますね。

投稿者 mamiko : 21:52

2010年04月12日

猫の目散歩

book_nekononesanpo.jpg
猫の目散歩
浅生ハルミン 1,470円 筑摩書房

にゃおーん!
webちくまにて連載されていたハルミンさんの、
「猫の目通信」がまとまりました。
猫仙人ミャミコも登場しちゃってますよ。
二人で話している時に私が発した言葉を
いつのまにか猫が話してることがあり…
にゃんと私、
時々猫にも変身しているかもしれません?!
エッセイ×妄想ワールドの炸裂です。

そろそろ私の名刺の肩書きに、
「猫仙人」と書き加えようかと真剣に悩み中?!

投稿者 mamiko : 00:55

2009年11月03日

パソコンで作る年賀状

さて、秋も深まり木枯らしも吹きました。
既にこんな雑誌も発売しております。
NHKnenga2010_1.jpg
別冊NHKおしゃれ工房2010年版
パソコンで作る年賀状
CD-ROM付き
1,418円  NHK出版

NHKnenga2010_2.jpg
年賀状用イラスト8点+カット5点。
寅年なので、トラネコを多めに描きました。
イラストレーター30人の年賀状の
1番目に掲載されております。

投稿者 mamiko : 00:24

2009年10月20日

圏外へ

ある日、封筒が届いた。
封筒はボール紙で出来ている硬いタイプ。
うちの郵便受けはかまぼこ型の為、
無理矢理丸められねじ込まれていた。
ひっかかって出て来やしない。
3分くらい格闘して、やっと取り出した。

中身は吉田篤弘さんの新作でした。
ねじ込まれていたけど、無事でよかった。
book_kengaihe1.jpg
圏外へ
吉田篤弘 著 ¥1,995 小学館

book_kengaihe2.jpg
硬い封筒だったということもありますが…
なるほど出て来ないわけです。
514ページでなんと4.6cm。
しっかり立ちます!
背表紙に横書きのタイトル。
この厚さなのに軽いのです。
篤弘さんは小説家ですが、
浩美さんとご夫婦名義で装幀家でもあります。
(またあるときはクラフト・エヴィング商會)

book_kengaihe3.jpg
もくじページが、
なんか楽しいことになってる〜!
章タイトルが全部長いのですね。

・記憶を段ボール箱に詰めて舟に積み

・まるで向こう側が透けて見えるかのよう

・土星だけじゃなくすべての物や事にめぐらされ

book_kengaihe4.jpg
・そもそも我々は本当に前へ進んでいるのか
コウモリとその周りにハートがたくさん、
バタバタしているイラストです。

章タイトルページだけ開いて読んでみたら、
不思議な文の欠片とイラストで、
タロットカードで占っているような気分になった。

篤弘さん原作の映画「つむじ風食堂の夜」は、
東京国際映画祭にノミネートされました!
公開は来月。

投稿者 mamiko : 01:16

2009年08月15日

「インド櫻子ひとり旅」

先日、中学高校時代の友人チャベと、
22年ぶりに再会しました。
あの頃私はおしゃべりがあまり得意でなかった。
広く浅く挨拶だけみたいな友達が多かった。
それでも彼女の家には一度遊びに行った事があったし、
緊張しないで話せる友達だった気がする。

何年経ってても、
昔を知ってるとなんだかほっとする。
そして知らない間の経験値を知って、
また尊敬する。
チャベはすてきな本を出版したのです。

book_indosakurako.jpg
インド櫻子ひとり旅―芸術の大地
阿部櫻子 著
木犀社 2,625円

投稿者 mamiko : 02:31

2009年05月25日

「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」

book_bokuneko.jpg
ぼくのネコにはウサギのしっぽ
朽木祥 作/片岡まみこ 絵
学習研究社 1,260円
小学校中級〜の児童書です。

book_bokuneko2.jpg
・ぼくのネコにはウサギのしっぽ
・毒物110番
・おたすけ犬
という、
心温まる猫のお話1つと犬のお話2つです。
挿絵いっぱい入ってます。

book_bokuneko3.jpg
明日5月26日より発売です!
丁度個展初日なので、なんだか縁起いい?
こういう“丁度”とか“偶然”とかって、
何かカチッとはまるみたいで気持ちいい。

そんなわけで、明日から個展です!
ギリギリまで制作して、
怒濤のラストスパートで完成させました。
日曜日は1週間ぶりに外に出て、
ギャラリーに搬入してきました。
夕方出かける寸前まで、
つめちゃんが額装を手伝ってくれた。
展示はハルミンさんが手伝ってくれて、
夜9時半に無事終了。
徹夜明けでご飯も抜きで展示してたら、
しゃがむたびに立ち眩みしてました。
 
ずーっとヒキコモリで作っていたので、
今月まだ電車に2回しか乗ってないですが、
明日からは6日間恵比寿に通います。

投稿者 mamiko : 23:54

2009年02月18日

クラフト・エヴィング商會の装幀展

craft_soteiten.jpg
「ちくまプリマー新書」100点を記念して
2月12日(木)〜2月24日(火)
紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4F)
 
「ちくまプリマー新書」は、
折り紙、ハンコ、千代紙、手拭風…
いろんな模様でアイディアが楽しい。
 
他にもこの10年間くらいに手がけられた本が、
たくさん展示されています。
クラフト・エヴィング商會のお二人とは、
私も丁度10年くらいのお付き合い。
わー懐かしい!そうそう、この本のとき、
一緒に紙屋さんに連れて行ってもらって…などと、
アルバムを眺めるように展示を観ました。
 
ついでに過去の関連書籍を紹介!
book_a-piece-of-cake.jpg
a piece of cake
吉田浩美(クラフト・エヴィング商會店主)
筑摩書房 1,680円(2002年)
手製本の小さな本12冊についての本。
勿論、外側の装幀も手がけられているので、
装幀in装幀(劇中劇みたい)な本。
 
私は「283番目のコルク人形」という絵本で参加。
人形を作りながら自分で撮影したという、
作り方が載っているレアもの。
book_a-piece-of-cake_283cor.jpg
「散歩へ行こう」(283番さんと愛犬284番)
 
book_jituhawatakusi.jpg
じつは、わたくしこういうものです
クラフト・エヴィング商會 著
平凡社 1,995円(2002年)
とても不思議な職業を紹介する本。
私は「コルクレスキュー隊」という役で出演。

投稿者 mamiko : 22:51

2009年02月09日

猫座の女

book_nekozanoonnanosaikatut.jpg
猫座の女の生活と意見
浅生ハルミン
晶文社 ¥1,785
 
ハルミンさんがいろんなところに
書き綴った「意見」が集結!
名久井直子さんの装幀。
本文の紙の色が2種類使われていて、
小口から見るとシマシマだー。
ノンブル(ページの数字)も凝ってます。
表紙はハルミンイラストがちりばめられて、
千代紙みたいで可愛い。
 
なんとなくパッと開いた所をつまみ読み。
一人でフフフッと笑ってしまった。
また違う所をパッと開いて読む。
妹さんとのやり取りが書かれてて、またクククッ。
この本は深夜のおやつみたいで楽しい。
 
ハルミンさんは獅子座だけど、
ライオンはネコ科だもんね。
私も猫座がよかったなー。
猫座ってあるのかなと調べてみたらあった!
 
nekoza_Bode.jpg
猫座(ヨハン・ボーデの星図より)
大の猫好きだった18世紀の天文学者
ジェローム・ラランドが設定。
うみへび座の下にひっそり存在するが、
目立たないので使われなくなった。
猫嫌いな天文学者達に抹消されたという説も…。

投稿者 mamiko : 19:17

2009年01月01日

「宇宙のかけら」+初詣

book_utyunokakera.jpg
宇宙のかけら
竹内薫 著 片岡まみこ 絵
講談社 ¥1,500(税込)
 
年末に絵本が出来ました。
著者竹内さんの愛猫カロアさんが、
宇宙をご案内します。
どうぞよろしくお願いします!
 
明けまして、おめでとうございます…
hatumoude_yatai.jpg
元旦の夕暮れ時、赤坂の日枝山王神社にお参り。
境内には屋台が並び明るい。
 
hatumoude_sanpai.jpg
参拝の空には三日月と金星。
 
hatumoude_koimikuji.jpg
恋みくじ(お守り付き)
ここのおみくじはいろんな種類があって、
今年は可愛いのをひいてみました。
 
中吉…愛情運
春の盛りなのです。青春なのです。
ほのぼのと心に燃える恋心に応えてくれる人に
巡り会えるでしょう。でも迷ってはいけません。
温かく誠実な人を選びなさい。愛の扉が開かれます。
(ふーん。青春なのかー)
 
hatumoude_ryousin.jpg
両親。元々年齢より若く見える二人ですが、
ボケボケ写真で更に…?!
 
hatumoude_ema.jpg
何十種類もある中から、
2番目に小さな赤ベコの絵馬を選びました。
 
hatumoude_anmitu.jpg
初詣をあんみつで締める。
境内のつきじ植むら・山王茶寮にて。

投稿者 mamiko : 21:20

2008年12月08日

「小さな男*静かな声」

book_chiisanaotoko.sizukana.jpg
小さな男 * 静かな声
吉田篤弘 著
マガジンハウス ¥1,943(税込)

クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんの小説。
6日、青山ブックセンター六本木店での
トークイベントに行って来ました。

これを書いているときに、ジョン・レノンの
ギターが気になって頭から離れず、
小説の中で自転車にして登場させたとの種明かし。
タイトルの半分「小さな男」を思いついたのは、
三年前に吉田夫妻と私で一緒に行った
彫刻展の会場だったのだと知りました。

小説家の頭の中って、いつでも言葉が飛び交って、
並べ替えられ、蓄積され、クローズアップされ、
常にパズル状態らしい。
私の頭の中には、その展示会場の蛍光灯の明るさと、
帰りに3人でトンカツを食べた時の映像が蓄積されてた。
もっと役に立つ蓄積だといいのに。

book_tumujikazesyokudonoyor.jpg
そして吉田さんの2002年の作品
「つむじ風食堂の夜」(筑摩書房)が、
今月、函館でクランクインだそう。
知人の作品が次々映画化です!

投稿者 mamiko : 21:04

2008年12月04日

「帰って来た猫ストーカー」

book_kaettekitanekosuto-ka-.jpg
帰って来た猫ストーカー
浅生ハルミン 著
洋泉社 ¥1,260(税込)

先月に続き、またハルミンさんの本が出ました。
猫追っかけ記録エッセイ「私は猫ストーカー」の続編。
前作には、私が迷子になった愛猫チビトムを探して
再会したエピソードが書かれていましたが、
今回も登場しております。

「猫仙人ミャミ子の恐るべき実力」という章です…!
ハルミンさんと出かけたある春の日のことが。
人と動物の写真展『グレゴリー・コルベール展』を観て、
私がチーターと仲良く暮らしたいと妄想を巡らせていた時、
ハルミンさんは隣の男女の会話を聞いていた。
その後の銀座での猫との交流など。

そして「私は猫ストーカー」は映画化決定!
すごいすごい!!
でも映画版では「猫仙人」はおじいさんなの。

投稿者 mamiko : 01:35

2008年11月30日

お土産の季節

フランスのお土産
omiyage_bansoukou.jpg
Tちゃんより素敵な缶の絆創膏
中身の絆創膏は4種類。
普通タイプ、透明タイプ、大きな布タイプ(切って使う)
それとガーゼの位置が画期的なもの。
これ、日本でも真似してほしい。
指に貼る時ってテープ部分が長過ぎるもの。

omiyage_medal.jpg
Aちゃんより恋のお守りメダル
マリア様の教会で買って来てくれた。
omiyage_medal2.jpg
裏は十字架にMマーク。立体的なハートが2つ。
イバラがぐるりと、剣が刺さっている。
効力ありそう。

M-ちゃんから広島のお土産
(すでに完食。画像なし)
レトルト牛カレーと、中国・四国限定ミカンぷっちょ
忙しいときにありがたくいただく。

京都のお土産
omiyage_cocoa.jpg
ハルミンさんから新刊のご本と共に、
INODA'SオーガニックCOCOA
よくあるココアの缶の2.5倍くらい。たっぷり!

私が電車にも乗らず引き蘢っていた3週間の間に、
皆いろんなとこに行ってるー!と言っていたら、
「まみこは宇宙に行って来たでしょ」
と誰かに言われた。確かに。
星も銀河もたくさん観ました。
ビッグバンもブラックホールも、
宇宙の始まりも終わりも。(彫りました)
「宇宙のかけら」は12/20発売予定です。
素敵な絵本になりますように。

-----
「ハルミンの読書クラブ」
book_haruminnodokusyokurabu.jpg height="250" />
浅生ハルミン 著
彷徨舎 ¥1,470(税込)

猫ストーカーでイラストレーターで、
流しの古本屋も営むハルミンさん。
好きな古本を読んで思ったことを、
個人的な記憶も交えながら綴った読書録。
表紙はこけし。
ハルミンさんはこけし収集家でもあります。

投稿者 mamiko : 23:00

2008年09月23日

「発達障害当事者研究」表紙

corkdoll_hattatsusyougai.jpg
発達障害当事者研究―ゆっくりていねいにつながりたい
綾屋紗月+熊谷晋一郎・著
医学書院/ 2,100 円(税込)

コルク人形「光る穴」の写真が、
医学書本の表紙になりました。
なかなか目立つのでは!
著者がのお二人が
未知なるものを研究して覗いている感じで、
ちょうどぴったりなのでした。

投稿者 mamiko : 22:41

2007年01月27日

「わらいっ子」

book_waraikko.jpg
わらいっ子
畑中弘子・作 片岡まみこ・絵
講談社/1,200円+税

ひとりぐらしの正造じいさん。
このごろちょっと不機嫌。
むすめの咲さんが、ちっとも家にこないから。
でも、咲さんのかわりに、
わらいっ子がやってきた。(帯より)

装丁はクラフト・エヴィング商會の
吉田篤弘さん+吉田浩美さんです。
小学校中級向けのお話です。

book_waraikko2.jpg
(本文挿絵より)

投稿者 mamiko : 02:04

2006年12月24日

「ペンギンブック」

penguinbook.jpg
ペンギンブック
さかざきちはる
¥1300+税/幻冬舎

もてるペンギンの条件はむっちりしていること。
ペンギンの種類から髪型まで、
まじめな豆知識もユーモアもごちゃまぜで、
非常に楽しいペンギン辞典です。
この本好きだなー。

投稿者 mamiko : 20:46

2006年12月14日

「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」

hanasinobikkuribako.jpg
(科学と学習増刊 読み物特集号)
話のびっくり箱 4年・下
学習研究社/1,120円
Shop.Gakkenにて発売中

朽木祥さん作
「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」
の挿絵を担当。(猫満載カラー版画15枚)
子猫を家族に迎えるお話です。
bokunoneko7001.jpg

この仕事中、挿絵を描く参考にと、
里親募集サイトを毎日のように閲覧。
その結果…我が家にムギがやって来たのでした。
mugi_okage.jpg
クツキさんとガッケンさんのおかげなの。

投稿者 mamiko : 04:05

2006年11月27日

「いきもののすべて」

ikimononosubete.jpg
いきもののすべて
フジモトマサル 著
¥1,300/文藝春秋

可愛い擬人化動物たちのギャグ4コマ漫画集。

第1章「いきもののすべて」
オコジョ、パンダ、ハイエナ、アナグマ…
人気動物からマイナー(?)動物まで登場しますが、
とても人間ぽい皆さんだったりします。

第2章「マガオくん」
無表情ウサギのマガオくんの会社生活。

第3章「ある平凡な一日の終わりに」
単行本用に書き下しの8ページの漫画。
2章のマガオくんらしきウサギが、
ある日自然科学博物館で…。

投稿者 mamiko : 03:12

2006年11月09日

「異端の脳がホンモノ!」

daiwabunko.jpg
異端の脳がホンモノ!
竹内薫+茂木健一郎 共著
だいわ文庫(大和書房)¥780

脳科学のおもしろ仮説がくり広げられる本。
このような本の表紙になると、
脳ミソまでコルク材のコルク猫も
心なしか賢そうに見えるから不思議です。

投稿者 mamiko : 19:47

2006年08月12日

「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

book_sorekarha.jpg
それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田篤弘 著
暮らしの手帖社/1,890円

吉田篤弘さんから、
またまた新作のご本が届いた。
このお話は「暮らしの手帖」での連載中から
愛読していました。
舞台になっている町がうちの近所のようで、
とても身近に感じます。

連載が始まった頃、
このタイトルがすごく気に入ってしまい、
ちょっと真似っこして
「しばらくは金魚のことばかり」
というタイトルの猫版画を作ったのでした。
sibarakuhakingyonokotobakari.jpg

投稿者 mamiko : 01:59

2006年08月02日

八月の髪かざり

book_hatigatunokamikazari.jpg
八月の髪かざり
那須正幹・作 片岡まみこ・絵
佼成出版社/1,470円

私が2ヶ月引きこもって仕事した本が、
今日あたりから書店に並びます。
装丁は浅生ハルミンさん。
せつないのですが、優しい気持ちになるお話。

広島原爆のことは中学のとき習った。
授業で『けっして顔を背けないでください』
というコメント付きのビデオを見たし、
修学旅行の長崎で被爆者のお話も聴いた。
しかしいざ挿絵を描くとなると、
過去のそんな記憶だけではだめでした。

本の中の挿絵は、
悲しいシーンばかりではないのだけれど、
たくさんの資料を集めた。
防空頭巾、竹槍訓練、戦時中の服装、相生橋…
残酷な写真も広島の地図も見た。
被爆者体験談を読み、描いた絵を見た。
一人一人の体験談にいちいち涙ぐみながら。
焼け野原のモノクロ写真を何枚も見ていたら、
きな臭いような気がして息苦しくなった。
気持ちの上ではちょっとだけ
その時代を疑似体験して描きました。

投稿者 mamiko : 06:24

2006年07月12日

緑陰図書

book_mitsubachi.jpg
昨年私が表紙や挿絵を描いた児童書
「みつばち」 (くもん出版)が、
今年の緑陰図書(夏休みの本)に選ばれました。
(全国学校図書館協議会選定)

私は小学生のとき、
夏休みにどんな本を読んだっけ?
あんまり読書が好きでなかったです。
本を読むのが遅いから。

「ながいながいペンギンの話」を
延々図書室から借りていた記憶があります。
book_nagainagai.jpg
多分いちいち全部頭の中で
場面を細かく思い浮かべているので、
時間がかかるのではないかと思います。
あと挿絵が気に入らないと読まないし。
…という子供だったので、
必要最小限しか読んでいません。
今でも相変わらず読むのが遅くて、
でも読みたい本はたくさんあったりして、
買ったまま読んでない本がたくさん。

投稿者 mamiko : 19:59

2006年06月27日

「梅づくし」

book_umedukusi.jpg
梅づくし
林弘子 著
バジリコ・1,680円

梅の加工から梅干を使った料理まで、
梅好きな思いがぎゅーっと詰まった一冊。
梅好きとしては、ワクワクする本。

ジャムの瓶詰の脱気の仕方も、
この本で知りました。
この本を参考にして梅加工をもう1品、
梅干の塩を砂糖で作るバージョンに挑戦。
下記は本を写した訳ではありませんが、
だいたいの手順。

「梅の砂糖漬け」
黄色く熟れた梅を洗って拭いてヘタを取り、
白梅酢(去年梅干制作中に出来た梅酢)
又は焼酎を梅の実にまぶす。
梅の25%の砂糖を梅と交互に入れて重石。
umesatozuke.jpg
空気に触れると表面が痛みやすいので注意。
私はビニール袋に水を入れてしっかり縛り、
念のため二重にしたものを重石にしてます。
梅酢が上がって来たら、赤梅酢を少し加える。
あとは塩の梅干と同じく、赤紫蘇を加えたり、
土用の丑の頃に2日くらい天日干し。
干さないで梅漬けでも良い。
美味しくできると良いな。

投稿者 mamiko : 20:22

2006年04月20日

「猫路地」の版画

表紙の版画の紹介です。
nekoroji_hyo1.jpg
葉っぱの影から猫たちをそおっと覗いています。

nekoroji_hyo2.jpg
裏表紙と背表紙には、黒猫がいて目が合います。

nekoroji_naka.jpg
自分の文章に挿絵を5枚つけました。
このような感じです。

投稿者 mamiko : 01:59

2006年04月18日

「猫路地」発売

猫好き作家20名による猫ファンタジー競作集
「猫路地」の発売日です。
私は表紙とエッセイ(挿絵付)で参加。
私の書いた文章が、初めて本に印刷されました。
有名作家の方々の中に、
ちゃっかり紛れこんでおります。

表紙はオレンジ色に白縁です。
この本に私が書いた猫のグリは、
お腹や手足の先が白い茶トラ猫。
偶然にもまるでグリみたいな色の本になり、
なんだか愛おしいです。
nekoroji.jpg
猫路地
東雅夫・編
日本出版社・1,400円+税

---目次---
「猫火花」加門七海
「猫ノ湯」長島槙子
「猫眼鏡」谷山浩子
「猫書店」秋里光彦
「花喰い猫」寮美千子
「猫坂」倉阪鬼一郎
「猫寺物語」佐藤弓生
「妙猫」片桐京介
「魔女猫」井辻朱美
「猫のサーカス」菊地秀行
「失猫症候群」片岡まみこ
「猫波」霜島ケイ
「猫闇」吉田知子
「猫女房」天沼春樹
「猫魂」 化野燐
「猫視」梶尾真治
「四方猫」森真沙子
「とりかわりねこ」別役実
「蜜猫」皆川博子
「猫鏡」花輪莞爾
「解説」東雅夫

投稿者 mamiko : 03:39

2006年04月15日

展覧会ハシゴ

昨日は知人の展覧会をハシゴした。

高円寺のギャラリー工へ。
木村藤一「箱入り」展
秋山祐子「ちょこっと布を展示します」展
4/8〜15(本日終了)
このお二人はとても優しい人柄で、
それが作品によく滲み出ているのです。
kimuratoiti_hakoiri.jpg
木村さんの木工作品は、
可愛い動物たちが笛になっていたり、
口や手足が動くようになっていたり、
ブローチやネックレス…。
去年の展覧会では、
猫型の笛ネックレスを手に入れた。
(猫型の笛って珍しいですよね)
今回はタイトル通りの
“箱入り”になる動物を一体購入。
後日届くのが楽しみ。

今回、秋山さんの作品はリネンの刺繍もの。
(他に革や織の作品もあり)
ショルダーバッグやクッションや、
エプロン、ブラウス、ハンカチ……、
チクチクと可愛いステッチがしてある。
この本に載っているものがたくさんあって、
久しぶりに刺繍でもしてみようかという気分に。
akiyama_nunobook.jpg
「布に描く糸模様」 秋山祐子
文化出版局・¥1,470 (税込)

その後、千駄ケ谷のギャラリー・エフへ。
さかたしげゆき個展「団地生活」
4/10〜21(日曜休廊)
sakatasigeyuki.jpg
懐かしいようなちょっと淋しいような、
団地の風景と可愛い子供たち。
さかたさんの絵は、構成が素敵。
建物や人物との空間が気持ちいい。

投稿者 mamiko : 22:19

2006年04月12日

猫を創る人

nekobiyori.jpg
雑誌「猫びより・5月号」(4/12発売)
日本出版社・880円

「猫を創る人」というページに載りました。
コルク人形の猫がメインですが、
他のコルク人形作品も猫版画作品も、
いろいろと紹介されています。
うちの猫コゲもちょっとだけ載りました。

PRESENTSページにて、
コルク猫バックとTシャツの応募プレゼントあり。

取材の日は徹夜明けだった。
目がとろーんとしているのは仕方ないとして、
肌がくすんでいてとても顔色が変。
徹夜明けは無謀だったとかなり反省。
次に取材を受けるときは、
絶対に前夜はちゃんと寝ます!
10時間くらい!

投稿者 mamiko : 00:36

2006年03月24日

「と/to」

book_to:to.jpg
と/to
デザインの発想と理由
小泉誠を回し読みする本
小泉誠(著)・浅生ハルミン(イラスト)
TOTO出版・¥1,050

表紙を見たとき、
「と/to」というタイトルだったので、
ハルミンさんが愛猫トちゃんの
絵本を描いたのかと思った。
そうじゃなくてTOTO出版だからなのでした。

小泉誠さんは生活用品、家具・空間・建築など、
生活に関わるいろんなデザインを手掛ける人。
サブタイトルの通り、
この本はクルクル回しながら読む。
ページごとに印刷の方向が違うから。
それが読みやすいかというと、
読みにくいのですが、面白いです。
ハルミンさんの描く女の子と猫のコンビが、
ちょこちょこと本の中を歩き回って、
いろんなデザインを見て感心します。

先日なんとなくいいなと購入したゴミ箱が、
たまたま小泉さんのデザインでした。
dustbox.jpg
段ボール製・各¥788

投稿者 mamiko : 19:27

2006年03月18日

目に気持ちいい装幀2冊

book_toiuhanasi.jpg
「という、はなし」
吉田篤弘 文・フジモトマサル 絵
筑摩書房 1,470円

吉田篤弘さんとフジモトマサルさんの共著。
「ちくま」で連載していた表紙シリーズ。
読書にまつわる絵物語が24本。
勿論装幀は吉田篤弘さん浩美さん。
(クラフト・エヴィング商會)
この本は、焦げ茶色の古い木製の机で、
珈琲と和菓子をつつきながら
ゆっくり読むのが似合いそう。

book_nyokki.jpg
「にょっ記」
穂村弘 著 (フジモトマサル 絵)
文藝春秋 1,300円

穂村さんの不思議日記。
読んでいると顔がニヤニヤしてしまうので
外で読むのは危険。
こちらもフジモト氏の一コマ漫画と挿し絵入り。
キャラクターは、
可愛くないところが可愛いヤブイヌ君。
名久井直子さんによる装幀は、
表紙のタイトル文字にひたすら感動。
book_nyokki.moji.jpg
よくみると数字がたくさん!
横になったり裏返ったり。

投稿者 mamiko : 01:17

2006年01月26日

「空ばかり見ていた」

sorabakarimiteita.jpg
空ばかり見ていた
吉田篤弘
文藝春秋・¥1,799

吉田篤弘さんより新刊が届く。
懐かしいような空色の表紙で、
北斗七星が浮かんでいて、きれい。
連載していたものが次から次へと出版。
…すごいなあ。
これは、少し連載中に読んでいました。
ホクトさんという流しの床屋さんのお話。
吉田篤弘さんの小説には、
いつも変わったあだ名の人々が登場します。

投稿者 mamiko : 19:04

2005年12月13日

読書の冬

12月に入り友人の吉田篤弘さんより、
著作のご本が次々に届いた。
年末年始はゆっくり読書したい。
私は本を読むのが遅いので、
そのまま春になってしまうかもしれない。
けれど、読みたい本が積んであるのも楽しい。

吉田さんは、小説雑誌などで多く連載している。
だからいつも頭の中に
いくつもの物語を同時進行させている。
頭の中にいっぱい切り替えスイッチがあるのかな?
私には多分1個か2個しかないと思う。

78.jpg
「78(ナナハチ)」
吉田篤弘 著
小学館・1680円(税込)

ju-jironoarutokoro.jpg
「十字路のあるところ」
吉田篤弘 著/坂本真典 写真
朝日新聞社・1575円(税込)

こちらは写真家の坂本真典さんとの
コラボレーション。

以前クラフト・エヴィング商會さんの本の中で、
坂本さんに撮影していただいたことがある。
その写真の私を先に見た何人かから、
「本物の片岡さんはちっちゃいんですね」
と言われた。
どちらも本物の私なのに不思議。
その本はこちら。

jituhawatakusi.jpg
「じつは、わたくしこういうものです」
クラフト・エヴィング商會 著/坂本真典 写真
平凡社・1900円+税

投稿者 mamiko : 22:42

2005年12月01日

「ペンギンのおかいもの」

penguin's-shopping.jpg
さかざきちはる
幻冬舎・1200円+税

suicaのペンギンさんが、
デパートにお買い物に行きました。
デパート店員もマネキンもペンギン。
300羽以上のペンギンが登場!
(さかざきさんお疲れさま)
表紙カパーが緑色のトレーシングペーパーで、
下の表紙が透けているのがなんだか嬉しい。

投稿者 mamiko : 19:49

2005年11月16日

「ペンギン★ハッピー」

penguin-happy.jpg
経済界・¥1,143+税
ペンギン写真家・鎌倉文也さんの新刊。

走るジェンツーペンギン、
飛ぶ鳥を見上げて叫ぶペンギン、
何かを待っている子ペンギンの集団、
草原にたたずむキングペンギン…。
雪や氷だけでなく、
草原や夕焼け雲ともペンギンは似合う。
私が好きなページは、
カメラ目線のアホウドリと
微妙な距離で横にいるイワトビペンギン。

投稿者 mamiko : 06:23

2005年10月03日

「クウネルがゆく」

ku-nerugayuku.jpg
坂崎千春
マガジンハウス・1,365円

坂崎千春さんの新作、
クウネルくんの絵本が出ました。
この絵本の登場人物以外の重要アイテムを
ちょっと書き出してみました。

・記念切手
・サンドイッチ
・スープ
・こたつ
・流星群
・コーヒー牛乳
・水中眼鏡
・手土産
(中でもこたつはかなりの必須アイテム)
私の家はこたつ無し生活。
意志が弱いので多分こたつがあると、
限りなく時間をこたつに吸い取られそう…。
実家にいた頃の冬は、
猫と一緒にかなりこたつに潜っていた。

クウネルくんちに遊びに来るトラ猫が
可愛いのです。
性別も年齢も不詳のクウネルくんは、
グウタラ星の住人(宇宙人?)ですが、
猫は普通に“茶トラのオス猫”なんだなあ。

投稿者 mamiko : 19:09

2005年09月11日

低気圧で読書

昨日は一日中怠くて、
猫みたいに一日の8割方横になって過ごした。
怠い、眠い、頭痛、目が痛い、熱っぽい、
立ちくらみ…まできたので、
もしや?と天気予報を見ると衛星画像は、
沖縄辺りに渦巻き雲がグルグルしている。
低気圧が日本大陸に接近すると
どうも私の体調は狂うようだ。
雲が関東に来る頃には、
大抵けろっと治っている。
というか、関東に向かってなくても、
沖縄を通るとおかしくなるから困ったものだ。

しかし他の仕事を一切諦めたおかげで、
ずっと読む時間がなく枕元に置いてあった、
友人の吉田篤弘さんの小説「百鼠」を完読。
時間が無いのもあるのだけれど、
私は恐ろしく読むのが遅いので、
「一角獣」「百鼠」「到来」の3つの物語中、
一つ目まででストップしていたのだ。
ネタバレになってしまうので
内容については書きませんが、
特にタイトルにもなっている「百鼠」は、
改めて吉田さんの視点に感心してしまう物語だった。
hyakunezumi.jpg
「百鼠」吉田篤弘 著
筑摩書房/1575円

今日は先程から少し体調がマシになってきた。
どうやら低気圧の進行方向が
私の体調不良圏外にそれたらしい。
eiseigazou.jpg
11日20時の衛星画像

投稿者 mamiko : 20:47

2005年09月07日

「みつばち」

mitsubachi.jpg
みつばち
丘 修三・作 児童文学
くもん出版・1260円

小学生が主人公の4編の物語。
表紙と本文の挿し絵を担当。
装幀は浅生ハルミンさん。

投稿者 mamiko : 00:32

2005年08月03日

「アナ・トレントの鞄」

anatorent.jpg
新潮社・1700円

友人のクラフト・エヴィング商會さんが、
新作を出しました。
赤い美しい本です。
「ふぅん」とか「ほほぅ…」とか
言いたくなるような不思議なアイテムが
たくさん紹介されています。

アナ・トレントとは、
映画「ミツバチのささやき」に出てくる
主人公の少女の名前。
この映画は、私は20歳くらいのとき、
再上映されていたのを一人で観に行った。
草原にぽつんと建つ小屋が印象的だった。

投稿者 mamiko : 02:16

2005年05月30日

レザーのおサイフ

秋山祐子さんの作品に出会ったのは、
原宿の手作りアート雑貨店。
私はコルク人形の仕事が
一つ入ったくらいの頃だった。
自費出版の本とポストカードを
そこの店に置いてもらって、
おまけに週に2回の店番もしていた。
祐子さんも同じで、
革のがま口やポーチを置いてもらい、
私とは別の曜日に店番をしていた。
それ以来、お互いの展覧会に足を運ぶ仲。
仕事の場は違えど、年齢も同じで、
スタート地点が一緒な気がする。

祐子さんの作品は植物や小鳥などが
モチーフになっていて、とてもステキ。
裏地は可愛いプリント布で、
とてもキレイな作りなのだ。
おサイフは3つ持っていて、
季節ごとに取り換えて使っている。

作れそうで作れない彼女の小物たち。
ステキなハウツー本が出版された。
作ってみたいけれど、今は眺めるだけ。
akiyamayuko.jpg
文化出版局・1,575円

投稿者 mamiko : 18:44

2005年05月19日

point 刺しゅうの本

sisyunohon.jpg
雄鳥社・1,050円
友人のイラストレーター山口マナビさんが
参加した刺繍の本。
山口さんは、
くるみボタンとランチョンマットを制作。
図案が可愛い。
表紙のくるみボタンは、山口さんの作品。

私の祖母は刺繍の先生だったので、
手作り好きの私は小さい頃にステッチを習った。
だから少しは出来るが、
なんとも面倒臭くて続かない。
刺繍教室では、もっぱら図案提供者になった。

え?版画やコルク人形は面倒臭くないのかって?
確かにかなり面倒臭い。
しかし、面倒な中にも
得意不得意というのがある。
料理で例えると、
私のしている仕事は目分量の創作料理。
特にコルク人形の方は、
いかに面白い素材を合わせるかが勝負。
刺繍の仕事は、
計量カップで計り、きちっと作る感じ。
いかに彩り良く綺麗に並べるかが勝負の
日本料理やフランス料理みたいな、
そんな気がする。

投稿者 mamiko : 19:57

2005年04月11日

『私は猫ストーカー』

イラストレーターで、エッセイストで、
ハルミン古書センターの店主でもある
浅生ハルミンさんが本を出しました。
haruminbon.jpg
私は猫ストーカー
洋泉社刊・998円

表紙には、「何か用ですか?」と
振り返る黒猫君がどーん。
お尻の穴が微妙に詳しく描いてあって、
笑ってしまった。
本は小さめで驚くほど軽くて、
持ち心地がとても良いのです。

猫をストーカーするときの心得や
猫を追いかけて描いた行動範囲図から、
猫についての独自の解釈まで…。
うちの猫チビトムが
迷子になったときの話もあります。

ハルミンさんのブログはこちら。
『私は猫ストーカー』 passage

投稿者 mamiko : 01:34

2005年03月02日

「みつこ絵日記SPRING」

山田美津子さんの絵本が発売された。

mitsuko.jpg

「みつこ絵日記SPRING」
(小学館・税込945円)

大きさも手頃で、表紙も可愛い。
サイトでもいつも楽しんでいるが、
絵本もイメージが変わらずステキ。
より抜きの春バージョン。

先週「みつこ絵日記」を買いに、
新宿紀伊國屋書店へ。
8Fにあるというのでエレベーターを待つ。
とても混んでいたので、
次のエレベーターを待つ。
ところが、満員のため通過。
ええい、運動不足だし!と、
階段で上ったら息がゼイゼイ。
次の日から2日間の筋肉痛。
もっと鍛えなければ...。

みつこ絵日記風に言うと、
「エレベーターに知らんぷりされました」

投稿者 mamiko : 17:47

2004年05月12日

「ペンギンのペンギン」

1084289155_250x173.jpg

高校生の時、書店の洋書コーナーで、
「ペンギンのペンギン」
という絵本を見つけた。

デニス・トラウトという哲学士が文を書き、
トム・カレンバーグというイラストレーターの絵。
特にデニスの経歴は不思議で、
ミネアポリスの劇場の支配人を経て、
食料品店で働きつつクラブでピアノを弾き、
この絵本を書いたときには、
建設会社でコンピュータープログラマーだという。
この日本語版絵本の出版から20年以上が経つ。
いったい今彼は、何をしているのだろう。

谷川俊太郎の訳がなんとも絶妙で、
これは今でも私の一番の愛読書だ。

一番好きなページは本のちょうど中ほどにある。
モノクロのページが多い中、
寝そべっているペンギンの頭から
カラーの吹き出しが出ていて、
小麦畑にペンギンがたたずんでいる。
そこに
「ペンギンは色つきの夢を見る。
くり返し浮かんでくる小麦畑のイメージ」
という文がついている。

その後英語版も買ったが、
出版社が「ペンギンブックス」というところが
気が利いていて嬉しい。

現在販売しているのは文庫版のみで、
これも友人にプレゼントされて持っている。

投稿者 mamiko : 04:30

すべて |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6