2004年06月24日
外付けエンジン
忙しくてどうしようもないとき、
登場するドリンク剤。
今、相当無理をしないと
締め切りに間に合わない仕事を抱え中。
というわけで、たくさん購入。
買うときにちょっと恥ずかしいのはなぜだろう。
もう少しデザインの可愛い物を作って欲しい。
私はこれらのドリンク剤を
「外付けエンジン」と呼んでいる。
これでかなりのパワーアップが期待できる。
睡眠不足、肩こり、腰痛、筋肉痛でも、
なんとか身体が動くから不思議だ。
(版画彫り作業が多いといろいろ痛くなる)
1本150円とか300円のもので充分。
タウリン1000mg配合というのが効く気がする。
タウリンって何だろう?
たしか猫用の缶詰にも入っていた。
あとはアドレナリンが分泌されれば、
気分も良くなり仕事は完璧。
投稿者 mamiko : 00:01
2004年06月18日
気になるコマーシャル
あるテレビコマーシャルを見ると、
いつも首を傾げてしまう。
商品は赤ちゃんの「紙おむつ」だ。
お母さんと幼児と赤ん坊が、
スーパーマーケットの棚の前にいて、
紙おむつを見ている。
お母さんが70枚入りのパックを
「安いからこっち」と手に取ると、
幼児が商品パッケージを指差しながら、
「69、70、80たす4!」と言う。
「え、84枚?意外と安いじゃない」
とその商品をカゴに入れるのだ。
ここで、一つ首を傾げる。
その商品は80+4枚と表示。
隣の別商品は70枚と書いてあるが、
幼児はどこを指差して「69」と言ったのか?
ここはまあいいとして、
問題はコマーシャルの最後だ。
よく、商品の応募マークを送ると
プレゼントが当たるという懸賞がある。
私は子供の頃、お菓子の懸賞で、
チョコがクルクル巻き付いたような
そのお菓子とがお揃い模様の
カラーペン5色セットが当たって嬉しかった。
しかしこのプレゼントは何と、
この紙おむつが1年分も当たる。
テレビ画面にも
山盛りの紙おむつパックが映っていた。
コマーシャルしている商品そのものだ。
消耗品だし確かに便利だろう。
でも何か間違っていないだろうか?
一年分の紙おむつはかなり嵩張り、
置く場所に困りそうだ。
赤ちゃんがもうすぐおむつ卒業だったら、
この先買わなくて済んでしまうかもしれない。
となると少子社会の中、
貴重な消費者を減らすわけだ。
プレゼントはせいぜい2パックくらいにして、
当選者を多く設定すれば、
愛用者も増え、良い宣伝効果になるのでは?
(後日談)
あまりにも不思議に思ったので、
このプレゼントについて調べてみた。
プレゼントは抽選で100名に当たる。
そして発送は1年分ではなく、
2ヶ月ごとに4パックずつ送ってくれる。
合計6回発送してくれるのだ。
これならそんなに嵩張らない。
そして、途中でサイズをMからLに
変更も可能と書いてあった。
なんて親切なのだろう。
投稿者 mamiko : 23:54
2004年06月14日
ホッチキス
鋏をたくさん持っていると前に書いたが、
他にもたくさん持っている物を見つけた。
今時はステープラーというのだろうか。
なかなか使わないのに、
なぜかたくさん持っている。
あまり使わない証拠に、
机の中のホッチキス針の箱には、
「かたおか」と母の字で書いてある。
小学生の時から使っているのだ。
こんなに消耗しない消耗品も珍しい。
おかげでホッチキス針を
自分で購入したことがない。
その上、
祖母宅から未使用のホッチキス針が
出てきたので、私がもらった。
同じメーカーの「マックス針」だが、
さらにパッケージデザインが古い。
私の小学生時代のと比べると、
古い方はJISマークがないが、
デザインはちょっとオシャレだ。
箱の裏の説明書きに、
「マックス針は、良質な鋼材により、
厳正な管理の下に製作され、そのすぐれた品質は、
わが国全需要の80%を占めております」
とあるように、
何十年経っても大丈夫なようだ。
これで、多分もう一生
購入することはないだろう。
針は、あと1500回くらい
カチャンとやらないとなくならない。
投稿者 mamiko : 23:46
2004年06月08日
忠犬ハチ公
ニュースで忠犬ハチ公の特集をみた。
渋谷を歩くギャル系の子に、
レポーターが訊く。
「なぜあそこにハチ公像があるか、知っていますか?」
すると、
「えー?!なんでだろ、犬の原産地とかあ?」
原産地って…ハチ公は秋田犬である。
渋谷にはハチ公グッズがたくさんあり、売れている。
そして、ハチ公マークのソースというのが、
人気なのだとか。
でも知らない子もいるのか…有名な忠犬ハチ公物語。
映画もずいぶん前だったから、
しょうがないのだろう。
映画の「ハチ公物語」は、
テレビでチラッと観た程度だが、
とにかく可哀想でたまらなかった。
雨の日も雪の日もずっと待っていて、
しかも哀しげな表情だった。
ただただずっと待っているなんて、
犬は、なんて可哀想な生き物だと涙した。
猫ならそんなこと絶対にありえない。
帰りを待つことがあっても
せいぜい家の前くらいだし、
雨や雪の時は屋根の下に入る。
私がもし死んだ主人だったら、
雪の中で凍えられるより、
幸せでぬくぬく暮らしていてほしい。
忠犬ハチ公の年表を調べると面白い。
本名は「ハチ公」ではなく、ハチ。
ハチが待っていたご主人の上野博士は、
ハチとは1年4ヶ月しか暮らしていない。
その後ハチは、
事情があっていろいろな家に飼われながら、
10年以上渋谷駅で上野博士を待ち続けた。
時にはいじめられたり、ジャマにされたり、
よその犬に噛みつかれたり…、
そのため片耳が折れたままになった。
新聞に載ってからは皆に事情が伝わり、
とても可愛がられたそうだ。
ハチ公像は全国各地からの募金で建設された。
なんとハチは、昭和9年のハチ公像除幕式に
参加しているのだ。
ハチはすっかり人気者になった。
銅像が出来た1年後にフィラリアで死亡。
ハチの毛皮は剥製にされたが、
中身はちゃんと上野博士のお墓の傍らに葬られた。
それはそうと、
そのニュースの特集を一緒に見ていた祖母が
横で呟いた。
「ハチ公、可愛かったわねー。ずっと待っていて」
えっ……!
私の中のハチ公は、歴史上の物語の犬だ。
桃太郎に出てくる犬とそう印象はかわらない。
しかし、祖母は当時千駄ヶ谷に住んでいて、
渋谷駅前にじっと待っているハチと
会ったことがある。
投稿者 mamiko : 23:36
2004年06月01日
鋏収集癖
どうやら私は、
鋏収集癖があるらしい。
なんだかたくさんあるなと思い、
並べてみたら20もあった。
いつの間にか増えている。
この他にも植物用の鋏もあるし、
探したらまだ出てきそうだ。
小さな裁縫セットの中身は、
いつの間にか鋏だけ残る。
鋏の形が気に入ったために購入した、
ドイツ軍隊用裁縫セットもある。
ドイツの鋏は形がキレイだ。
以前旅行したときに
町の小さな鋏専門店で買い求めた物は、
糸切りハサミとして愛用している。
スイスのアーミーナイフはミニタイプだが、
ナイフ、マイナスドライバー、ヤスリ、
毛抜き、ボールペン、それに鋏が付いていた。
鋏がいちばん使うことが多そうだ。
ギザギザ鋏、彫金用鋏、布用小型鋏、
猫の爪切り用、眉毛整え用、
鼻毛用鋏は、先が丸くて可愛い。
写真の黒い鋏は、
セロテープを切っても
ベタベタが刃先に付かない優れものなので、
アトリエ用と住居用に2つ購入した。
一番大きな布用裁断鋏は、
小学校の家庭科裁縫セットに入っていた。
4年生の時、家庭科の授業中に、
先生にこの鋏で頭をガンと叩かれた。
裁断鋏は重い鉄の塊だ。
あまりの痛さに、
なぜ怒られたのかも憶えていない。
だいたい鋏で叩くなんて、
あの先生は頭がおかしい。
私はクラスで一番おとなしかったのに。
今でも根に持っているくらい痛かった。
投稿者 mamiko : 23:27
2004年05月27日
誤差
「寝室の電灯の傘に頭がぶつかる」
と夫が言い出した。
もしかしたら背が伸びたのでは?
ということになり、
早速家の柱で身長測定をしてみた。
そこには友人達が遊びに来たときに
なぜか身長の話で盛り上がり、
夜更けに身長測定した4人分の跡がある。
測ってみると、
その時の夫の身長の線より1cm以上高い。
驚いて、ついでに私も測ってみた。
私は元々背が低いので、
電灯に頭がぶつかることもないのだが...。
なんと、
私もそのときの線より1cmほど高かった。
ひゃー、
30過ぎてから夫婦揃って背が伸びた。
パスポートに書いた身長を書き直さなきゃ!
などと喜びつつ話していた。
しかし、
「身長は朝と夜で1cmくらい違う」
という話を思い出した。
そして、夜もう一度測定。
案の定、二人とも元の線の所だった。
ちょっとがっかり。
そして次の朝、
起き抜け一番にもう一度測定。
するとなんと、
二人とも夜の身長より2cmも高い。
なるほど.....
寝る子は育つってこういうことか。
普通に大人が眠っただけでも
こんなに違うのだから、
育ち盛りにたくさん眠れば、
その時間は縦に重力を受けずに
どんどん伸びるのだ。
私は子供の頃、
少食で、とても夜更かしだった。
身長を聞かれたときに答えていたのは、
夜の身長だった。
朝はそれよりプラス2cmなのだ。
公式身長は、
その真ん中を答えればいいだろうか...?
やはりパスポートの身長欄は、
書き直した方が良いだろうか?
悩むところ。
投稿者 mamiko : 23:20
2004年05月24日
パン子さん
祖母には若い頃、
“パン子”というあだ名があった。
当時はまだ日本にパン屋は少なかった。
パン子さんはとにかくパンが好きで、
パン屋の前は素通りできないのだ。
祖父はそれほどパン好きではなかったが、
一時期パン屋を経営した。
きっと祖母が喜ぶと思ったのだろう。
“ピーターパン”というパン屋。
その頃、小学生だった私は楽しかった。
遊びに行き、パン生地を少しもらい、
ウサギの顔のパンを作り焼いてもらった。
パン屋の社長夫人となったパン子さんは
人手が足りなくなると店に行き、
サンドイッチを作った。
そのサンドイッチはよく売れたらしい。
しかし経営は難しく、
そんなに長くは続かなかった。
その後祖母の家でみんなが集まったりすると、
よく一緒にサンドイッチを山ほどこしらえた。
私は祖母の作る鮭缶入りのサンドイッチが
大好きだ。
パン好きは遺伝する。
祖母は大きめのイギリスパンが好き。
母は砂糖がかかった甘いパンが好き。
私は基本中の基本、角食パンが好き。
遺伝ではないが、
チビトム(猫)も黒糖パンが好き。
みんなパン子さんなのだ。
今は美味しいパン屋がどこの街にもある。
祖母はパン屋に行くと、
店内をうきうきと歩き回る。
もうちょっとでスキップしそうな勢いだ。
そして一人暮らしとは思えないほど、
たくさんのパンを買う。
もしも若き日のパン子さんを連れてきたら、
どんな顔をするのだろう。
本当にスキップしてしまうかもしれない。
投稿者 mamiko : 23:16
2004年05月17日
南極へ行きたい
私の夢は、南極に行き、
海に浮かぶ雄大な白い壁を眺めながら
ペンギンたちと会うこと。
南極ツアーというのがある。
南米アルゼンチンの港から大型客船に乗り、
船で寝泊まりしながら南極に渡る。
天気の良い日は、
ペンギンやアザラシたちのいる諸島に
小型ボートで上陸してまわるという
ペンギン好きには夢のような楽しい旅。
しかし、南極に行くには途中に、
吠える南緯40度と呼ばれる、
地獄のドレーク海峡がある。
ペンギン写真家・鎌倉文也さんに聞いたところ、
大揺れの度に客室のカーテンが、
シャー、シャーと移動するのだそうだ。
飲み物のグラスは背の低いどっしりした物。
それでも危ないので、
水で濡らした紙をコースターにする。
船酔いは勿論、
海が大荒れのときは歩くことも困難で、
転んだりぶつかったり、
食事時には卓上のスープが飛んできたりと、
負傷者もでるらしい。
それでも...
それを乗り越えさえすれば、
ペンギンたちがフリッパーを広げて(愛情表現)、
私を待っていてくれるはず。
投稿者 mamiko : 04:46
2004年05月15日
ペンギンファン
私が高校を卒業した春のこと。
ペンギンが好きだということを
皆に言ってまわっていた甲斐があり、
東京都恩賜上野動物園のペンギンの柵の中へ
入れてもらえるチャンスに恵まれた。
上野動物園の隣は東京芸術大学だ。
芸大生もよく絵を描く参考にするため、
動物の近くに入れてもらっているらしい。
私も美術系の学生ではあったが、
このときはどちらかというと、
好きなアイドルと近づけるみたいな
不純なドキドキ感だった。
飼育係の人から話を聞き、
まずは、小型のフンボルトペンギンと対面。
ウォーミングアップが済み、
次はキングペンギンたちがいる大きな柵内へ。
柵内には一羽、ひときわ目立つ
キングペンギンの子供がいた。
茶色の産毛に包まれた子ペンギンは、
フワフワ産毛の分、親たちより一回り大きい。
ぬいぐるみみたい!
私はつい興奮してしまい、
思わず初対面のフワフワペンギンに抱きついた。
ペンギンは驚いて、
私の顔をクチバシでカツンと突いた。
危ないところだった。
ちょっと開いたクチバシが、
私の片目の上と下(頬)を突いた。
ペンギンは臆病なので、
いきなり抱きつかれて怖かったのだそうだ。
いくら好きだからって、
抱きついたりして失礼なことをした。
私は少し流血しながらも、
そのペンギンと写真を撮ってもらった。
(写真は私を突いた子ペンギン)
投稿者 mamiko : 04:43
2004年05月14日
類は友を
ペンギン写真家・鎌倉文也さんと
知り合いになった。
きっかけは、やはりペンギン。
ある出版社の仕事で請求書を出した。
私はいつも請求書に、ペンギンのイラスト入りの
住所印と振込先印を押している。
それを担当編集者が鎌倉さんに見せたところ、
「このハンコを押した請求書が欲しい」
という話になった。
そこで、私は鎌倉様宛の
0円の請求書を書いて差し上げた。
ペンギン写真家は、
ペンギン愛好家であり、
ペンギングッズ収集家なのだ。
鎌倉さんは大好きなペンギンに会いに行っては、
写真を撮るという仕事をされている。
私は今、猫画で仕事しているけれど、
あまりペンギンは描いていない。
そろそろ仕事でもペンギン画に着手したい。
投稿者 mamiko : 04:40